カップラーメンレビューが増えて来たので、
特に求められてもいないのに2ページ目へ突入。
12:エースコック 飲み干す一杯 横浜 豚骨醤油ラーメン
具材:お肉風のお麩・ほうれん草・ネギ 液体スープ付き
お湯入れは3分
横浜の豚骨醤油ラーメンを再現したカップ麺
ほうれん草が入っているからか、中身が非常に緑
豚骨ラーメンではあるのだが、スープは醤油風味
そして、カレーラーメンかと思うくらい、スープにとろみがある
そこへ更に後入れスープを入れると、豚骨特有のムッとするような香ばしいさが漂う
スープの味はコクがあり、やや甘い
醤油のしょっぱさも感じられるが、どちらかというと豚骨の旨味が強くきいている
麺は少し太めで、やや歯ごたえがあり、ツルツルとした食感である
パッケージにも映っているチャーシューのようなものは、
小麦で作られた麩である
スープを吸った麩は適度に噛み心地があり美味しい
最後に残ったスープは麺の成分が溶けてドロドロになっていて
さながらコーンポタージュのようであった
具材のほうれん草も目立つ程度の量が入っている為、
麺を食べ終わった後に残るスープに彩りを加え、そのクオリティを向上させていた
13:『ニュータッチ 凄麺 静岡焼津 かつおラーメン』
具材:鰹節 焼き豚チャーシュー メンマ ネギ 後入れスープ
お湯入れは5分 ノンフライ麺
静岡焼津のかつおにフィーチャーしたカップ麺
パッケージの左上に印刷されている魚のキャラクターは
焼津市マスコットのやいちゃんである
なお、実際に焼津にかつおラーメンというご当地グルメはないのかあるのか、
焼津カツオラーメンとネットで検索しても、このカップ麺の事しかでてこなかった
具材にはチャーシューにメンマ、ネギ
そして、かつお節のパックまでついてくる豪華仕様である
ニュータッチのカップ麺は比較的、具材が豪華な傾向を見て取れる
スープには、しっかりとしたしょっぱさがあり、
ここにもカツオ節がとけこんで旨味を引き出している
麺は弾力があり噛み心地がいい
かつお節が麺にもからんでくるため、麺・スープ・かつお節の味わいを一気に楽しめる
チャーシューは元から味がついているので、
スープの味と醤油風味があわさり濃厚な味わい
メンマはホロホロとした柔らかな仕上がり
チャーシューや麺とも違う食感がアクセントを生んでいる
スープや麺、他の具材も素晴らしいが……なによりとにかく、かつお節
これがラーメンの麺やスープの美味しさ・香りを何段階もアップさせている
カップラーメンにかつお節が、これほどあうとは目からうろこである
そして、まさかカップ麺の湯気でかつお節がおどるさまを見れるとは思わなかった
そういった点では、かつお節が見た目にまでもインパクトを与えている一品であった
14:味のマルタイ 鹿児島 焦がしねぎ入りとんこつらーめん
具材:ネギ・焦がしねぎ
付属:粉末スープ・調味油
お湯入れは3分
パッケージには鹿児島弁で作り方が書かれていてユーモアがある。
なお、ちゃんと標準語訳も書かれている
【例】
『お湯は内側の線までじゃっど(鹿児島弁でお湯は内側の線までという意味)』
『この矢印まではがしやんせ(この矢印まではがしてください)』
とんこつラーメンといえば博多のイメージは強いが、
こちらは鹿児島をイメージした商品であるらしい
具材は粉末スープと一緒に入っているネギのみ
ただし、焦がしねぎと普通のネギが2種類入っている。
鹿児島には根深ねぎという名産品があるのでネギにゆかりはあるが、
それを使っているのかは不明
麺は細めながらに歯ごたえがあり、ちぢれている為、よくスープがからむ
スープの味は、とにかく濃厚
ミルキーさは他のカップ麺と比べてもダントツである
そして、特筆すべきは焦がしねぎ
焦がしたねぎの香りは非常に豊かであり、
お湯を入れる前の粉末スープの時点で解るくらい強調されている
ただ焦がしただけなのに、普通のネギとは全く別の具材と化している
香ばしい焦がしネギと、青ネギの風味が混ざり合って、
麺やスープの味わいを格別のものとしていた
15:エースコック 飲み干す一杯 札幌 海老味噌ラーメン
具材:生姜入り海老揚げ玉、揚げ玉、ネギ、大豆加工品
付属:液体スープ付き
お湯入れ3分
札幌で獲れる海鮮、その海老を強く打ち出したカップ麺である
海老味噌ラーメンという料理は札幌に本当にあるらしく、
検索してみると結構、食べられる店がたくさん出てきた
付属の液体スープの中身が味噌であり、これからも海産物特有の生っぽい香りがする
麺はもちもちで、引き上げると麺に揚げ玉がからんできて美味しい
ちなみに、画像のピンク色のものが海老入りの天かすである
スープにも、わずかに海鮮っぽい風味があり、味噌の味を引き立てる
海老の味噌が入っているのかは不明…
海老自体は入っていないのだが、揚げ玉に海老は入っている為、これもこころなしか海老
食べやすさは残しつつも、
ほのかに海鮮の風味をかもしだし、海老っぽさも楽しめる1品であった
16:ニュータッチ 凄麺 函館塩ラーメン
具材:味付き豚肉(チャーシュー)・麩・メンマ・ネギ
熱湯4分 ノンフライ麺
北海道と言えば味噌ラーメンのイメージが強かったが、
函館には塩ラーメンの店も多く存在するようである
本製品は、かやくが2袋に分かれていて、先入れのかやくには豚肉とメンマ、
後入れのかやくにネギと麩が入っている仕様
スープも液体であり、これもフタの上で温めてから後入れする形となっている
カップ麺にしては作る手順が多いが、なかなかこだわった仕様だ
麺の触感は歯ごたえもあり、つるつるしていて格別
塩味のスープをうまく吸い上げていて、麵と共にスープの味も感じられる
スープの味付けはさっぱりしてるのだが、味付き豚肉の旨味と味が溶け出していて、
とても濃厚な味わいとなっていた
スープに豚肉の味を溶け出させる為に、しばし味付き豚肉はスープの中を泳がせておき、麺を半分くらい食べたあたりで食べるのがベストだと思われる
メンマはお湯入れ4分で丁度よく、噛み心地がバツグン。タケノコの筋も感じられる
そして、お麩。
スープを吸った麩はとろとろの口当たりであり、スープの旨味も十分に吸い込んでいる
ラーメンスープを楽しむ具材としては、これ以上のものはないだろう
ラーメンにお麩を入れるというのも、個人的には家でやっていたものの、
店ではあまり見たことのない取り合わせ。
本製品のフタの裏に書かれている裏話でも、そちらについては触れられており、
やはり全国的になじみがないものであるという事である
ラーメンのスープを吸った麩は独特の美味しさがあるので、まだやったことがない人は
家ラーメンで試してみてもいいかもしれない
17:ニュータッチ 東京 油そば
具材:キャベツ・ニンニク・メンマ・なると・ネギ
ねぎ・にんにくふりかけ付き
麺が太いため、お湯入れは4分
キャッチフレーズは『醤油ダレをからめて食べる汁なしラーメン』
お湯を流し捨てて作る焼きそばタイプのカップ麺なのだが、
本製品は焼きそばではなく油そばというものに分類されるらしい
油そばというのはスープのないラーメンの事であり、
まぜそば、汁なし麺と呼ばれることもあるのだという
東京には油そばの専門店も多く存在するらしく、ネットで調べると多数の店が見つかった
東京には珍しいご当地名物と言えるだろう
焼きそばではなくラーメンなので、具材にもメンマやなるとが入っている
なるとの入っているカップ麺なんて、いつぶりくらいに見ただろうか
スープとして濃厚な醤油ダレが付属している
このスープが太い麺に強くからんで、ややドロドロとした触感を作り出していた
ねっとりとしてはいるものの、しっかりとした麺の歯ごたえは残っている
ふりかけとして入っているにんにくが非常に強いパンチを持っていて、
一口食べるごとに嗅覚と味覚にうったえかけてくる
キャベツはザクザク、メンマはポリポリとした歯触り
なるとが1つ入っているだけで、彩りとしてもキレイに見える
汁のないラーメンと聞いて想像がつかなかったが、
麺やスープ、具材にはラーメンならではの味わいがつまっており、
想像以上の満足感を生み出している『ラーメン』であった
ただ、にんにくの香りが非常に強いため、
職場で食べたり人に会う前に食べるのはオススメできない…
18:味のマルタイ 長崎ちゃんぽん
具材:キャベツ・かまぼこ・コーン・にんじん
付属:調味油
お湯入れは5分と、焼きそば系よりもやや長め
なお、こちらのページで紹介しているカップ麺は全てご当地名物ものなのだが、
この商品は長崎ちゃんぽんである。もはや説明不要な知名度だ
『ちゃんぽん 発祥』と検索すると、なぜか『韓国』とサジェストに出てくるのだが、
ちゃんぽんという言葉の由来は中国語かポルトガル語なのだという…よく解らないですね
おそらく、ちゃんぽんは中華料理を参考にして長崎で作られた創作中華だと思われる
ちゃんぽんといえば、具が豊富
そんなイメージ通り、カップ麺といえども具沢山である
中でもニンジンが入っているカップ麺は珍しい
お湯でふやかしたニンジンはホクホクの仕上がり
かまぼこは、もちろんピンク
やはり、ちゃんぽんのかまぼこはピンクでなくては
写真からもわかる通り、かまぼこがたくさん入っているのもうれしい
他の具材もキャベツやコーンなどなど、彩り豊かだ
なぜかキャベツに茶色いものと緑のものが混在しているが…これは謎である
麺はパッケージにも記載されている通り、太くて弾力があり、もちもちとしている
コーンやニンジンは小さめにカットされているのだが、
これは野菜が麺にまとわりつき、一緒に口に入る丁度いいサイズとなっている
スープはトンコツ風味で濃厚である。かつ、調味油を入れると更にかぐわしい
そして、スープの持つ強いコクとクリーミーさ
しっかりとした塩味もありつつ、とてもまろやかだ
もちもち麺や濃厚スープ、豊富な野菜などなど、
小さめのカップに似合わず、とても満足感の強い内容が盛り込んである
手軽に本格ちゃんぽんが食べられる逸品であった
19:ニュータッチ 凄麺 信州味噌ラーメン
具材:鶏肉団子 野沢菜 長野県産ぶなしめじ
付属:八幡屋磯五郎七味唐からし
味噌は信州味噌を使用
ノンフライ太麺でお湯入れは5分と長め
パッケージに書かれている信州麺友会というのは、
長野県にあるラーメン屋の店主が集まり組織した団体である
そこの推奨を受けていることからも、このカップ麺のクオリティが伺える
まず、お湯を入れる前に、かやくを麺の上にふりかけるのだが、
この時点でもう、ぶなしめじの香りがスゴイ
その他の具材も、野沢菜や鶏肉団子などカップ麺には珍しいものが多く、
期待値は高まるばかりだ
ぶなしめしは、ほのかな生臭さが、そのまま残っているくらいの素材感
噛み心地や、ややヌルヌルした食感もあり、今さっき切って煮込んだものと大差ない
野沢菜はネギとも違う青々とした風味
葉の部分と茎の部分、どちらも入っていて噛み応えが違う
鶏肉団子は塩味が強めについていて美味
しかも大きめなのも嬉しい
麺は太くて弾力がバツグン。かつ、つるつるしていて噛み応えもいい
そして、味噌スープ。これが格別の深い味わい
濃厚な味噌の風味とラーメンの脂分があわさることで、
重厚感のあるスープが作り出されていた
付属の七味唐からしもピリッとが効いていて、味噌の味と相性がバツグン
ただ、七味唐からしは割と辛いので、辛いのが苦手な人は少なめに入れるといい
具材の豊富さによる満足感や、スープのコクの強さ。麺の噛み応えやのど越しなどなど
トータルで見て不満な点が一切ない
正直、これまで食べてきた中で一番といっても過言ではない美味しさであった
20:ニュータッチ 凄麺 横浜発祥サンマー麺
具材:もやし、ニンジン、ニラ、キクラゲ、味付タケノコ
調味油付き
もやしとニンジンは、あらかじめ調理して液体パックされたものが入っていた
ノンフライ麺で、お湯入れは4分
サンマーメンという名前だが、具材にサンマは入っていない
パッケージにも表記されている通り、横浜ないし神奈川県のご当地ラーメンである
分類としてはラーメンなのだが、スープにとろみがついている
これは本製品においても再現されていた
スープの香りは醤油ベース
ただ、調味油を入れると、どこか甘い匂いが加わった
具材のキクラゲは一度乾燥させたにも関わらずコリコリとした触感
タケノコもザクザクと歯ごたえがある
あらかじめ調理された状態で入っているニンジンはホクホクとしているのに対して、
一緒に入っているもやしは新鮮な噛み心地を残していた
麺はツルツルとした質感であり、
他のニュータッチ凄麺シリーズと同じものと見られる
そんな麺に、とろみのあるスープがよく絡み、同時に具材も連れてくる
具沢山と麺を同時に楽しめる逸品
スープにとろみがついているからか、食べるとじんわりと体が温まるラーメンであった
21:ニュータッチ 名古屋発 台湾まぜそば
具材:大豆肉・ニンニク・鰹節・ニラ・のり
卵黄入りソース
お湯入れは4分
作り方は焼きそば形式で、お湯を入れてから捨てるタイプのカップ麺
なぜ『名古屋』発なのに『台湾』まぜそばなのかというと、
まず台湾ラーメンという料理があり、それを元に名古屋で考案された料理だかららしい
かやく、ふりかけに袋が分けられていて、
かやくは野菜などのお湯でふやかすもの、
ふりかけにはノリなどの後乗せで美味しいものが入っていた
かつおぶしや魚粉のおかげか、ふりかけを入れた瞬間にも濃厚な魚介の香りが広がった
大豆肉は噛み心地がよく、よくソースもしみ込んでいて味も良い
にんにくはほのかに感じる程度に効いている
にんにくのかけらも硬めの歯触りでアクセントとなっていた
太くてもちもちとした麺の歯ざわりもよく、非常に食べ応えがある
ソースの色からして赤くて辛そうなのだが、ちょっと酸味を感じる香りも漂う
食べるともちろん、汗が出るくらい、しっかりと辛みも効いていた
それでいて卵黄の味わいもあり、やや辛さの中にもまろやかさを感じられる
焼きそばとは明確に味付けが違い、タンタンメンに近い味わい
まぜそばがこんなに美味しいならばと、元となった台湾ラーメンにも少し興味がわいた
22:エースコック 博多背脂とんこつラーメン
具材:ごま・きくらげ・ねぎ・にんにく
後入れ液体スープつき
細めんだからか、お湯入れ2分と短め
なぜか、原材料にチーズ加工品が含まれている
博多のとんこつラーメンをカップ麺にしたという、王道中の王道
後入れ液体スープには濃厚な背脂が入っていて、
これを入れると一気にトンコツ感が増す
麺は細くて硬め
この淡白さが、とんこつラーメンの濃い目の風味によく合う
ごまがふんだんに入っている為、
麺に絡んだゴマが口に入り、その香ばしさも楽しめる
ゴマのボリボリとした食感もあわさって最高だ
きくらげが多めに入っていて嬉しい
噛むとコリコリとした楽しい触感だ
スープはまろやかな口当たりながら、塩っ気もしっかりしている
ここにキクラゲなどの具材が沈んでいる為、最後の1摘まで美味しい
豚骨ラーメンを食べたという満足感がありながらも、
さらっと食べられる手頃なボリュームの商品であった
23:ニュータッチ 凄麺 富山ブラック
具材:味付豚肉、メンマ、ネギ
コショウと煮干しのスパイスつき
太麺なので、お湯入れは5分と長め
パッケージからしてもう、高級感が漂う
富山ブラックというのは、その名の通り富山県のご当地ラーメン
実際に店で出されているものもネットで見てみたが、やはり黒かった
醤油も富山県の山元醸造株式会社のものを使用しているとの事
ブラックという名前の通り、本当に黒い
コショウと醤油が濃厚であり、いかにもしょっぱそうな香りが強く感じられる
麺は太くてしっかりとしており、硬めで噛み応えがよい
例え方は悪いが太めの輪ゴムくらい弾力がある
メンマもポリポリとして歯ごたえがよい
チャーシューには元から味がついているのだが、
濃い目のスープにひたされて醤油の味が染みつくと、さらにジューシー美味しい
あまりにスープの色が濃いので、しょっぱくて飲めないのではないかと思ったが、
思ったよりも飲みやすい
とはいえしょっぱいことはしょっぱいので、最後まで飲み干す必要はないかもしれない
底の方には大量のコショウが沈んでいる為、そのあたりのスープを飲むと
辛さでもんぜつすること必死。そこは注意されたし
24:味のマルタイ 味よか隊 博多長浜とんこつラーメン
具材:ネギ ゴマ
調味油つき
お湯入れ2分
麺は、とんこつラーメンにあう細めん
味のマルタイの博多長浜ラーメンって前にもなかったっけ…と思ったら、
ここの1つ前のページの一番最初にあった
あちらは海苔がついていたりキクラゲが入っていたが、
こちらはネギとゴマのみというシンプルなスタイル
よくよく見ると、パッケージの説明文が博多弁なのは少し嬉しい
他のトンコツ味の商品に比べるとあっさりした味
調味油を入れても、そこまで脂っぽさは強くない
麺は硬くもなく柔らかくもない絶妙な噛み応え
ゴマが多めに入っているので香ばしく、プチプチした食感もいい
豚骨ラーメンながら、さらっといける口当たりのいいカップ麺だった