2025年8月27日、『任天堂IPを用いた映画における二次利用事業の強化について』といったニュースリリースが公開となった。
【 参照:外部リンク 】
『任天堂株式会社:ニュースリリース 任天堂IPを用いた映画における二次利用事業の強化について』
これに伴い、『星のカービィ』関連の二次利用事業を担当していた株式会社ワープスターが商号を変更し、『ニンテンドースターズ株式会社』となった。
(ワープスターって任天堂の連結子会社になってたのか…それは俺も知らなかった)
↓ 会社のロゴ

【 外部リンク 】
『ニンテンドースターズ株式会社:公式サイト』
なお、『星のカービィ』IPの二次利用事業についても引き続き、ニンテンドースターズ株式会社が担当するとのこと。
※IP:知的財産のこと。任天堂で言えば、任天堂が著作権を持つカービィとかマリオに関連するキャラや曲や、それに関するあらゆるもののこと
二次利用事業って何?というとニュースリリースの文面にも書かれているが、そのブランドやキャラクターに関連する二次利用の企画・管理などのことである。
例えば『マリオの映画』を元にしたグッズ・コラボの展開とか、そういった二次的に派生する商品などが二次利用に該当すると思われる。
あくまで今回、ニンテンドースターズ株式会社が担当するのは任天堂IPを用いた『映画』の二次利用事業である。
なので映画ではない、ゲームのマリオやゼルダを元にした商品などについては今後も、任天堂が管理するのだろう。
(まあ、そこまで全て一括でお任せするとなると、さすがに規模が大きすぎる…現実的ではない)
同時に、映画だけとはいえニンテンドースターズ株式会社にお任せするということは、これからマリオやゼルダ以外にも多くブランドが映画化される予定が立っているとも考えられる。そこは続報に期待。
(もしかしたらカービィの映画も企画されてたりして…とは思いつつも、まだ不明)
実のところ…今回『ニンテンドースターズ株式会社』となった『株式会社ワープスター』という会社、かなり仕事ぶりが秀逸である。
【 参照:外部リンク 】
『任天堂公式トピックス:「星のカービィ×阪急電車」コラボのラッピング列車「カービィ号」が運行中。スタンプラリーやグッズ販売も。』
株式会社ワープスターは社名の通り、カービィ関連のIPを使った展開などに関わっている。
※ワープスターというのはカービィのゲームに登場する移動アイテム
ポータルサイトのグッズの一覧を見てもらえば解る通り、ゲーマー向けに限らず、あらゆる方面や客層にアプローチを仕掛け、カービィの一般認知度の向上に非常に貢献している。
グッズだけでなくコラボ企画なども積極的で、最近のカービィは常にどこかしらとコラボし続けているレベル。
そして、この会社は企画力が段違いであり、いまや普通に買い物に行っても、ほぼ必ずカービィの姿を見かけるほどに生活の中に浸透させるまでに至っている。
ちなみに…カービィはゲームキャラクターとして以前から人気はあったものの、10年くらい前までは、ここまで一般層からの人気は高くはなかった。
そんな中、今は特に女性や若い世代からの人気がうなぎのぼりで、あまりゲームをやらなさそうな人ですら街を歩いている中で、カービィのキーホルダーをつけている姿も見受けられる。
(この間も学生さんがバッグにカービィをつけていたのを見た…)
それに伴いゲーム人気も向上し、加えて3Dアクションゲームとなった『星のカービィ ディカバリー』では、今まで跳ねなかった海外人気も得られた。その為、カービィ人気は今が一番てっぺんと言っていい盛り上がりである。
そういった企画力などの手腕を見て、任天堂関連のIPに関しても一部、預けたいと考えたのではないかと思われる。
今のところ、映画のマリオのグッズやコラボといったものは多くはないが、これからニンテンドースターズ株式会社が担当することで映画関連のグッズなども増えていく可能性は高い。
昨今、ゲーム関連のキャラクタービジネスというのは、本編…いわば核となるゲームの売上すら左右するほどの影響力を持つ。
ゲームと映画、グッズなどは知名度を上げる上で相乗効果も狙えるので、この分野に力を入れるのは効果的。
ゼルダの映画を成功させるうえでのマーケティングとして、コラボやグッズ展開というのは宣伝効果も高いと思われる。
1ファンとしても、色々な形で任天堂キャラのグッズが売り出されたり、様々な場所で目にする機会が増えるというのは嬉しい限り。そこのところも期待したいところである。
【 管理人:暗闇龍 】

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