NintendoSwitch2専用ダウンロードソフト『Drag x Drive(ドラッグ アンド ドライブ)』。
この度、ダウンロード開始日(発売日)が決定となり、25年8月14日と発表されました。

外部リンク:『Nintendo Switch 2 ダウンロード専用ソフト『Drag x Drive』の発売日が8月14日に決定。本日から予約開始。』
本タイトルはNintendoSwitch2のコントローラ『Joy-Con2』に搭載されているマウス機能。
それを車イスの車輪に見立てて操作するという、非常に任天堂らしいギミック感とデザイン、遊びの要素を組み合わせたタイトルなのだが……。
なんだろう……この、なんともいえない任天堂らしくない雰囲気のゲームは。
そこは、大いに個人的偏見も入っている気もするが……この記事では、その違和感の正体を突き止めていきたいと思う。
恐らく、俺が感じている違和感の大半は、色彩についてなのではないかと思う。
任天堂のタイトルの多くは、色味の華やかなキャラクターや、ポップで明るい世界観が印象的。
なのだが……このゲームにおいては、どこを取っても非常に暗い。

最低限、チーム分けする為のカラーリングがある以外は、黒と灰色で統一されている。
まだ試作段階なのでは……と思わなくもない無機質さである。
キャラクターにおいても、動いているとコミカルさはあるものの、表情も全く見えず、ロボなのか人なのかすら判断がつかない造形だ。

まあ、ここにマリオを乗せようと思ったら、何かしら車いすに乗るだけの理由が必要になる訳で、無個性なキャラクターにしてしまった方が世界観としては自然なものになるだろう。
とはいえ、いつもの任天堂ならば、もうちょっと明るい感じというか、楽しさを前面に押し出したコミカルなアートワークにするのではないかとファン的には考えてしまう。
スラムっぽい世界設定だと考えても、もうちょっと見た目は工夫できそうなものである。
じゃあ、なんでここまで無個性なキャラクターや、モノクロに近いカラーリングを徹底したのか。
そこは『車いすのバスケットボール』という種目を題材にしているからなんじゃないかと考えた。
足で歩ける人が『車いすのバスケットボール』というスポーツをやることは、人生においてそうはないはずである。
とすると、このゲームをプレイする人の大半は、『車いすのバスケットボール』を初めて体験することになるだろう。(ちょっとリアルとは挙動が違う部分もあるが……スロープを使ってのダンクとか)
一般の人たちへの見識が広まるということは、『車いすのバスケットボール』をリアルでやっている人や、その業界の人にとっても、かなり意義のあるものになることは間違いない。
だが、一般的なバスケットボールなどに比べると、車いすを使用するバスケットボールへの一般理解度は、とても高いとは言い切れない。
そうした中で、下手にゲーム内でキャラクター性や世界観を押し出してしまうと、特定のキャラが記号化されたり、間違ったイメージが世間で広まったりと、ある種の偏見が生まれるとメーカー側は考えたのではないだろうか。
このような無難な……というか、特徴のつかみにくいデザインにすることで、ひとまずリアルで『車いすのバスケットボール』をやっている人たちに迷惑が掛かるような状況は避けられるのではないかと思われる。
それに加えて、こうして突っ込みどころの少ないアートワークにしておけば、もし例えば今後、このタイトルが『車いすのバスケットボール』を気軽に体験できる教材的なものとして使われる場面が生まれた際、あらゆる面で活用しやすい。
まあ、マリオとか有名キャラが出ていた方が売れるんだろうけど、特定のキャラが持つイメージというのは、時に印象として雑念にもなりかねない。
『車いすのバスケットボール』に関わる人たちや、このタイトルで初めて、このスポーツを体験するプレイヤー、そういった各方面への配慮があってこその、この個性を抑えたシックなデザインなのではないだろうか。
本当のところは不明だが……俺は、なんとなくだが、そんな雰囲気を感じ取った。
デザイン面で見れば、あまり任天堂らしくないタイトル。
ただ、ゲームの題材となっているスポーツや、そちらの界隈についての配慮を考えたならば、確かにこれが最適解なのかもしれないと感じられなくもない。
俺自身、人生で車いすを押したことはあれど、自分で乗ったことはない。
このゲームを通して1つ体験が広がり、また多くの人の理解が深まるならば、非常に実用的かつ思想を持ったタイトルなのかなと、勝手ながら考察させていただいた次第である。
【 管理人:暗闇龍 】

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